やっぱり大変!200年土蔵造り古民家リノベーション

DIY好きの主人に付き合って、築200年以上の古民家のリノベーションを始める。 やればやるほど「まずい」場所が見つかる。 はたして、住めるようにはなるのでしょうか。

2020年08月

大げさな見出しだけど、物をだしたり分別したりしていたら、
足の踏み場もないほどのごったがいしよう。
少しづつだけど、ゴミ出ししていると、大黒柱が再び見られるように。

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まあ、この後また見えなくなってしまうけど。
今回もせっせと私は清掃センターにゴミを運ぶ。

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かなりの量なのと、タンスなど壊して乗せてるから、
廃材と間違われたり。実際は混ざってたりするけど。
清掃センターの人から「業者?」と間違がわれてしまう。
「古民家買っちゃって、凄いのよー。もう、物がいっぱいで大変」と伝えておく。
これからまだまだ、出しますよー。オーラをばらまいておく。
じゃないと、毎回何か疑われそう。

ゴミ出しの中でも手を焼くのは、鉄の部分と木の部分があるもの。

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昔の量りや冷蔵庫など、解体しないと出せない。
解体は主人がやるけど、手間がかかる。
私ができることはあまりない。
清掃センターに行けるのも、日に2回。
午前1回、午後1回にしてくださいとお願いされてます。

庭はたまにしこ来ないので、草ぼうぼう。草取りでもしましょう。

庭

草取りは来ては抜いて、来ては抜いての繰り返し。
そのままにしていくと、空き缶やらゴミなど投げ入れられている。
少しは綺麗にしてないとね。

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この子達は私達に付き合わされてかわいそう。
来る途中に見つけたドッグラン。
帰りにちょっと寄ってあげよう。





足の踏み場もなくなったし、ざっくりと分別できたので、
ゴミを清掃センターに持って行こうと、レンタカーを借りに行った。

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清掃センターに行く前に、スーパーの一角に置いてある、
本や段ボールを資源ゴミとして、捨てられる所があるので、
先にそこに行くことに。ちょうど回収車がやって来た。
回収車のドライバーが「そんなにいっぱいあるなら、
うちに直接持ってくれば買ってあげるよ」と言ってくれた。
それならと、そちらに向かって買い取ってもらう。
数百円にしかならなかったけど、それでも無いよりまし。
しかも、金属も買い取ってくれるとのこと。
金目(お金じゃないけど)の物も多少ある。
多少でもレンタカー代のたしになるかな?

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ゴミ出しのドライバーは私。
その間主人は片付けや解体を始めていた。

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清掃センターは午後から行ってみた。
なんと!焼却炉が壊れているから引き取れないと。
事情を話して、持ってきた荷物だけは降ろさせてもらった。

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炉が直っても、午前午後1回づつの持ち込みしかできないとの事。
ちょっと目の前が暗くなった。ため息。

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この先何回持って行けば、ゴミは無くなるのだろうか?









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年も明けて、1月半ば。
今回は2階のゴミ出し。
まだまだ出るゴミ。そして全く出ないお宝。
ちゃんと綺麗にして、ボロ市や骨董市に出せば
それなりに売れるかもしれない?
ただ、そんな時間はない。
目の前のこのゴミをどうにかしなければ、何も始まらない。

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主人はよく、YouTubeで中古物件の動画を見ている。
そろって「残置物の処分が大変」と言っている。
身をもって感じる。

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部屋中、足の踏み場もないほどゴミで埋め尽くされているけど、
昔のタンスや茶箱など綺麗にすれば、
オシャレに使えるかもしれない物もある。
ちょこっとだけ、お友達に引き取ってもらった。
うちもテレビ台にしたりするといいかもねと、
数点残した物もある。
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へんてこりんな品もある。
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これはこれで、好きな人がいるかもしれないけど、
そんな好事家を探すのは大変。
ジモティーやネットに出すことも考えたが、
そのために費やす時間や
物をそのまま保管するスペースももったいない。


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ここに来た時はキャンピングカーに寝泊まり。
ゴミ出しとかやってると、埃だらけになってしまう。
お風呂はこの辺のホテルの日帰りを使わせてもらう。
この辺は観光地なので、お安いお風呂がない。
その中で、1,000円程度のお風呂では
あまりバリエーションの無いお風呂。大きな浴槽があるだけ。

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旅をしていると、楽しみの一つが温泉。
色んな湯舟があって、チョコチョコ入ってるだけでも楽しい。

愚痴を言ってもしょうがないので、
朝散歩は観光気分で行ってみよう。

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年の瀬が迫ってくる頃、ようやく物件契約。
物件までは自宅から車でスムーズに走って2時間半。
そのぐらいの距離ならいいだろう。

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売主さんは上品なご婦人だった。
「こんな古い家、買う方が現れるなんて驚きました。」と。
ここに物好きな人います。私ではなく、主人のことですけど。
私としては即入居できる程度が良かったんですけどね。

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契約も済み、改めてじっくり我が家を見に行くことに。
元々の家に増設部分が、小部屋とキッチン、お風呂場。
その先に、納屋のような物置き場。
主人が心配するのは、やはり建物の傷み具合。

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私は残置物のことで頭がいっぱい。
あ~~やっぱり凄いや。
これだけ色々な物があれば、お宝ありそう??

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契約時にはすべての物の権利をこちらに譲渡する内容もあったので、
もしかしたら、何か骨董品出てくるかもと淡い期待をしていた。
今回は日帰りの予定だったので、片付けとかはできないけど、
次回は気合を入れて来ないと。

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気合を入れて年末30,31日。
大掃除なんてもんじゃない。
タンスや押し入れの中から残置物をだし、
出ているものの、分別をしていく。

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代々受け継がれた品々!!使い物にはならないけど、取っておく。
昔の方々はそうだったんだなあ。
電話機の時代が分かる、黒電話からプッシュホン。7~8台はある。
次から次と色々な物が出てくる。
お米屋さんとは聞いていたので、米俵はわかる。

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台帳なども何年分あるのだろう?
スタジオ写真用のフラッシュ。写真スタジオにあるやつ。
ちょっとした小道具などもあった。
そろばんがいくつもあり、マイティーチャーのシートもあったから、
塾の先生もやってたのかな??
販売用に取り寄せたであろう、日本人形、数体。
民宿でもやってた??
食器や調理器具は家族で使うような数ではない。
グライダーの模型や先代が書いていた油絵の数は半端ない。
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とりあえず、やれるだけやって本宅の掃除もせず
土蔵造り古民家の片付けをした2019年の暮れだった。






不動産屋さんに気にいっているのだが、
あの残置物は片付けていただくか、どうかして欲しいと伝える。
少し時間を頂ければ、交渉してみるとのこと。

その間、夢は広がっていく。(主人は)
間取りなど、またPCに向かってカチャカチャ。

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不動産屋さんからの連絡は、残置物は片付け出来ないけど、
値引き可能ということだった。ただでさえ格安だったのに、
値引きしてもらえるのなら、即答!!「購入いたします」

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代々受け継がれてきた家。
相続された方は他に住まれていて、
先代もそこには住まず、趣味の部屋として使っていたようだ。
処分に困っている物件だったので、格安で売り出したようだった。
海前物件は通常は、そのあたりの土地価格より高くなる。
取り壊して、更地で売ろうかと思っていたようだったけど、
取り壊すとなると、解体料がかかってくる。
土蔵作りなので通常より、解体料はかかるだろう。
それともう一つ!新しい家を建てるとなるとネックなのは、
セットバックしなければいけない。

ステップ


家の横の小道は、昔ながらの細さ。
たぶん1メーターぐらい下がらないといけない。
たかが、い1メーターと思われるけど、この土地は縦長なのです。
その横に小道が。なので、セットバックするとさらに細長。
トータルするとかなり敷地が狭くなってしまう。
なので、値引きしても売った方がお得。と勝手に解釈。
お互い、Win Winの取引ですね。勝手にそう思ってるけど。

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そして、別荘捜しは終了。
これから、ゴミだし~~~。どれだけ出てくるんだ~~。



物件探しは1年以上前から続いていた。
色々探して、数軒見て回り、
いいね = お高い。
お安いね = ここちょっとやばくない?
海近 = めっちゃ波の音するんですけど。
「海が見える」「ワンコも遊べる庭がある」「格安」の条件だけど。
どこか妥協しないと無いんじゃない?

カチャカチャまたPCに向かっている主人。
「最近出てきた物件、気になる場所があるんだけど」
じゃあ行ってみよ~~。だって、お出かけできるんだもん。


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不動産屋さんはお目当ての物件以外も紹介してくれた。
バブル前に建てられたであろう、別荘地の数軒。
その頃はセカンドハウスとして、休日を過ごすため、
投資のために建てられた物件の数々。
売り物件もかなりあった。
道も急だし、海が見えるといってもほんの少し。
まったく興味がわかない。

今回気になった物件。
なんと目の前が海。しかも少し対岸も見えて、砂浜ではなく岩場。
海の景観も希望どうり。
今まで色々見てきて海側物件。
特に目の前が海の場合は価格は跳ね上がる。
それが破格の値。なんかあるよね。

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中に入ってみる。もともとの家屋は土蔵作り。
昔はお米屋さんだったようだ。今だに米も残っている。
ちなみに私の祖父の家も米屋だった。なんか懐かしい作り。
増築もされていて、その隙間の傷みや虫食い。
「結構古そうだね」その時は百年前ぐらいに思っていた。
あと目に付くのは大量の物、物、物。
生活用品がそのまま。趣味も多彩で色々な物が置いてある。
その中でも、油絵が数十枚。イーゼルややっかいな油絵の道具類も置いてある。
昔からの帳簿などもある。いらなくなった家電品など、倉庫代わりに使われている。

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私達の遊べる場所は?
土地は縦長なので、遊ばせる場所は出来そう。

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それまでには無いロケーション。
家の傷み具合はかなりのもの。
大量の残留物。
悩む。

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そろそろ、物件探しも疲れてきたし。
考え方によってはやりがいのある物件?

そして私達は前向きに検討することに決めた。
ただし、あの大量の残留物の処分のことで売主さんに
交渉してもらうことにした。

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主人がPCに向かってブツブツ。また物件探ししてる。
以前持っていた別荘。自分で色々リノベーション。
目玉は「囲炉裏のある家」。その別荘は数年前に手放し、
その資金で、動く別荘キャンピングカーに代わる。
私としてはキャンピングカーで色々な場所に旅したい。
しかし、主人が家をいじったり作ったりするのが好きなのを知っているので、
「なんかいい物件ないかなあ」とネットで探しているのをみて、とりあえず相槌を打つ。
もう別荘など買える資金など無いのだから、夢だけでも見ててもらうのもいいかも。
それでも、どんな場所がいいかな?やっぱり、水辺がいいよね。
川はいいけど、今も気象だと危ないかも?
湖もいいね~~。でも、湖畔は寒そう。
本当は「海」と分かっていても、色んな場所を想像をして楽しんでいた。

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初めはネットで物件を探して、「ここはどうだろうとか」「ちょっとねとか。」
私としてはお家でうだうだするより、外に出たいから「そこいいかも、見に行こう」と
物件を見に行くことを勧める。ついでにその近辺でワンコと遊べる場所を探す。

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さすがに、「海が見える」「ワンコも遊べる庭がある」「格安」と
条件も色々満たすような物件などすぐに見つかるはずもない。もしかしたら無いかも?
それでも、家に帰ってカチャカチャ物件探しをしている主人。
しばらくは付き合ってあげましょうか。てな感じでした。


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